写真集を開いてまず感じたのが、その色の鮮やかさ。
中でも朝焼けのフィッツロイ山が、湖に完璧に映る様は鳥肌がたつほど。
神々が今、ここに鎮座している。そう思わせるのに十分な風景だ。
今までパタゴニアの写真集を何冊か見ているが、間違いなくトップクラス。
表紙のリフレクトしている写真も、よく目を凝らすと、中央の岩場に仁王様が横たわっているように見える。人によっては、海神ポセイドン、観音様、仏像に見えたりと、その時の心象風景が迫ってくるようだ。
パタゴニアは山好きが憧れる大地。南部パタゴニア、中部パタゴニア、北部パタゴニアと北上するにつれて、風景も変わってゆく様子が分かる。
パタゴニアに憧れる人のため、これからパタゴニアに行く人のガイドの役割、行った人の思い出として、よく考えられ構成されていると想う。
星空の写真は、まさに銀河。圧巻の写真集だ。
写真の力強さは勿論、デザインも秀逸だ。