彼女の写真はいつも澄んだ空気を持っていて、見る度に爽やかな気持ちになる。
ガイドブックなどには決して出せない空気だ。
同じような写真ばかりという声も聴こえるが、プロなのだから当たり前だ。
撮る写真が違うものばかりだったらシリーズとして成立しないのだから。
彼女はこの他にもハワイをテーマにしたり、色々と撮っているが、どれも同じような雰囲気で、でもそこがいいのだ。
彼女の目を通して、彼女のモノの見方で世界を感じる。
自分の見方と違う世界を受け入れる。発見する。
それが鑑賞者の立場から写真と向き合うということだ。
実際にパリの行ったら写真と違う世界を体験するかもしれない。
でもこの写真のパリも確実に存在するのだ。
これは写真だが、彼女が作り出したもう1つの世界でもあるのだから。
澄んだ美しい空気の世界を体験したい方はぜひ手に取って欲しい一冊です。