収録された50分間が濃密な時間に感じる。
このバンドから生まれてくる曲というのは、
『音』と『音』の結びつきを起点にしていて、
そこに歌メロを乗せていくのが曲作りの基本ということもあり、
各楽器のバトルが凄まじく、途端に目が眩みそうになる。
これは単なる無機質な音のせめぎ合いではないだろう。
サウンド的にも非常にアレンジに凝っている。
激情的な「Isolation」に始まり、インストの「END」で終わる。
そこまでに、さまざまな音と歌とリズムが混在している。
ドラムが音の洪水のように鳴り響いて印象的な「Novemver 15th」
難しいリズムセッションからも歌を融合させた「Hand In Hand」
もはや「ロック」というよりも、「オルタナ」や「プログレ」と言った方が近いか。
歌詞に関しては「Diachronic」の一節が心に残った。
“〜現在進行中で継続している僕ら〜”[対訳]
これはまさしく各メンバーに共通した
「メインにバンドを持ちつつも、有意義な寄り道をしている」
彼ら自身の気持ちを表現したものかと思い、嬉しくなった。
この時代、これだけ実験的な、ゆくゆくは革新的となろう音楽に出会えたことに感謝したい。