ゲームが大好きだからこそ描けたであろう、ディープでマニアなネタで満ちてます。
そうしたネタにはきちんと注釈が付いているので、
ライトなゲーマーでも楽しめるのが嬉しいです。
ゲーム機擬人化マンガといえば「セガのゲームは世界一ぃぃぃ!」を
思い浮かべますし、実際主人公の哀愁ぶりは共通しているものの、
あちらがやさぐれ風味漂うものに対して、
こちらは可愛らしさを前面に出している違いはあります。
基本は笑えるお話ですが、主人公の“すりーさん”(モデルはP○3)の状況が状況だけに
時折物悲しさ溢れるお話も現れるので、油断できません。
一生懸命頑張るが、今ひとつ報われないすりーさんに涙し、
そんな彼女を懸命にフォローする“つーさん”(モデルはP○2)の甲斐甲斐しさにも涙。
個人的にはNo.37とNO.38の連作が特に好きです。
自分が迷惑をかけていると思い、落ち込むすりーさんを抱きしめ、
優しく励ますつーさんがステキすぎ。
「姉ちゃんがまだまだ稼いでやるから」「姉ちゃんなめんなー?」のセリフに涙。
……あれ、涙ばかりだ。
可愛いふりして残酷好きな“はこまるさん”
(モデルは36○)の静かな存在感も良いですが
(欲しい物がチェーンソー、犬よりもゾンビ犬が好きだなんて……笑)
勢い溢れすぎる“せがさん”の破天荒気味な言動も印象的です。
個人的には(出る回数は少ないにも関わらず)「おにぎりうめぇー!!」が忘れられません。
何てキャッチーな必殺フレーズ。
描き下ろしの20ページに渡るカラーでの4コマや、
レトロゲーマーなら驚きのベテラン作家によるゲストイラストもあり、お買い得度もアップ。
もしP○3が売れに売れたらすりーさんはどうなるのだろう、と考えてはいけませんか?(笑)