カヴァーアルバムを製作するほどLed Zeppelinを溺愛するカオティックハードコアの先駆的バンド10年ぶりのフルアルバム。
初期の頃はBotch+Unsane的ドス黒さがありましたが、後の作品になるとLed Zeppelin大好きっぷりが徐々に顕在化して根詰めた暗さは薄れ、4作目となる今作ではある種の爽やかさすら感じられるレベルに。
この手のバンドには珍しい野太い咆哮ボーカルも相まって、新鮮ながらずっしりと腰の据わった貫禄が備わっています。
DOWNやCorrosion of Conformityのようなニューオーリンズスラッジメタル的サザングルーヴテイストもあり、随所にアコギを導入したり、激しいアグレッションを振りまきながらもすっきりした聴感や予測不能な拍の変化は、Soilent Greenの5作目に結構近いものを感じます。分裂症気味では無いですし、ブラストビートもありませんが。
他のカオティックハードコア代表バンドに比べヒステリックにバーストするでもなく、ドラマティックな叙情性があるわけでもないので地味に感じられる事もあるかもしれませんが、大人の渋さだと思って好意的に捉えてみて下さい。
BotchやConvergeと並ぶオリジンである事は疑いようがない物凄いバンドだと思うので。