前作で一躍ブレイクしたメタルコアバンド、All That Remainsの4th。
前作に引き続き、パンチの効いた楽曲でガンガン攻めてくる。
特に目立ったのはトラック7や11(11はカバーだが)のような落ち着いたミドル、スローナンバーが用意されている、ということだ。
前作ではクリーンでメロディアスに攻めていたが、それよりも激しいドラミングや強烈なグロウルなどでリスナーを引き付けた。
しかし今作は、攻撃性たっぷりのトラック1や3、5に加え、トラック7のような落ち着いた曲もあり、メリハリが付いている。
全体的に丸くなった感があり、そういった意味では聴きやすい作品だろう。
ただ、今回気になったのはVo.であるフィリップだ。
確かに前作と同じくシャウトやデスボイスで攻めてくるが、いかんせんクリーンの破壊力が低い。
どうやらフィリップは病気だったらしく、それでライブにも参加できなかったそうだ。
その影響か、クリーンに頼りすぎな楽曲も多く、その上クリーンの存在が弱くなっているのだから、キラーチューンらしい曲が少なかったのが残念。
しかし高品質な作品に間違いはなく、まだまだメタルコアシーンを引っ張っていく力を感じられる。
個人的には前作が名盤だが、それでも次回作に期待できる内容だったことに間違いはない。