ヴァージン・プリューンズの81年から84年にかけてのコンピレーションCDであります。ベストではないのでご注意ください。
彼らの音楽を乱暴に大別すると、ノイズと、原初的なロックに分けられます。原初的なロックと言いますのは、ドラム、ベース、ギターを全てリズムに使い、ふたりないし三人のパフォーマーがメロディのない歌をチャントする、というスタイルです。彼らのスタイルは、演奏技術や作曲の成熟をねらいとしたものではありませんでした。パフォーマーが繰り返しの言葉のフレーズをダイレクトに叩きつけることが彼らの目的であり、おのずから演奏スタイルが変わることはなかったのです。これは彼らの行き詰まりの理由だったと思います。しかし、短い活動で彼らの残した音楽には、時に恐るべきカッコよさがあります。
Disc1「2.Twenty Tens」「6. The Children are Crying 」「10. Greylight」とDisc2「5. Revenge」が、彼らのファーストシングル(33回転7インチ)から。彼らの原点だと思います。わたしは最初この4曲にノックアウトされました。特にGreylightは、救いのないインストルメンタルです。
「4. Moments ‘n’ Mine 」「9. War」とDisc2「3. In the Greylight」が、ラフトレードからのシングル「In the Greylight」から。
「1. Red Nettle 」は、ラフトレード/NMEのコンピレーション・カセット「C81」から。
「5. Mad Bird in the Wood」は、オランダのVinylMagazineという雑誌の「Document」というコンピレーションから。ノイズのループです。「7. Jigsawmentallama」も同雑誌の付録として発表されたもの。彼らのビデオ作品のBGMに使われていたような記憶が…ノイズです。
「3. Pagan Lovesong Vibe-Akimbo」は、12インチシングルから。「If I Die,…」収録バージョンをダブ的に処理しています。
「8. King of Junk」は、「If I Die,…」制作時のアウトテイク。
DISC2「1.White History Book」は、12インチ「Don’t Look back 」のB面曲。
「2.The Faculties of a Broken Heart」は、BabyTurnsBlueのリミックス曲。
「4. The Happy Dead」は、New Form Of Beautyプロジェクトのアウトテイクで、おそらく即興演奏だと思います。
「6.Third Secret」は、チェリーレッド・レーベルのコンピレーションアルバムから。
「7.Love Lasts Forever」は、12インチシングルバージョン。