COMEBACK MY DAUGHTERS約3年ぶりのアルバム「Outta Here」。
よりナチュラルに、よりポップに聴けるようになった英詩ロック。
耳障りのいい歌声と、洗練されたサウンドはその空気感に浸るだけで気持ちよくて
初夏の季節にはピッタリの少し涼やかなロック・アルバム。得意のグッドメロディーはそのままに
更に解放感溢れるムードと、時折繰り出される爽やかなシャウトなど新境地も同時に作り出していて
非常に新鮮に聴ける1枚でした。
これまでの作品と比べても異様にスッキリしていて、また一皮向けた感じがとても心地良い一作です。
ロック好きは当然ポップ好きも、他ジャンル好きでも薦めたいくらい素朴で純度の高い音楽が鳴っています。
それこそ邦洋を繋ぐ役割も果たしてくれるんじゃないか、ってくらい。
気がつけば似た様なアルバムを1枚も作ってないのも流石です。
その一方で歌詞に関しては結構にシリアスだし、陽気でサラッとした歌なのに
実は仲違いの事を歌ってたりと、その明るいだけではなく現実と向き合っている方向性、そのギャップも
相変わらず面白く、そこに一切のブレはない。
より研ぎ澄まされてシンプルになった作詞のセンスも相俟って、とても隙のない一作に仕上がっています。
その流れに身を任せているだけで気持ちが良い。キラーチューン云々って作品ではなく
一つ一つを均等に、じっくり聴き入めるような。そんなアルバムです。
カムバックの作品は毎度完成度が高いんですが、それでもまた新しくなった純度に唸らされる一作でした。良盤!