3年のインターヴァルでリリースされた3rdアルバム。"プロデューサーにTHE MARS VOLTAやMUSE等の作品も手掛けるRich Costeyを迎え〜"とあるものの、そのサウンドは奇天烈、かつ壮大な作風へと化けることもなく、相も変わらぬInterpol節で鳴らしている。各種エフェクトや残響処理など、細部に拘った感のある今作は「暗闇の華やぎ」とでもいうべく彼らに特異な音のコントラストを、より鮮やかに炙り出さんとするようでもある。
が、3作目にして新たな局面を感じさせない内容に、個人的にはかなり強いマンネリ感や息詰まりを覚えた。煮え切らないギター・コードがツラツラと降り、ポール・バンクスの抑揚を廃した声の導入からリズム隊が介入〜という同様の展開が連続する中盤以降は、マトモに聴き続けるのがかなり辛い。
メロディ/展開で良い感じに突き抜けた前作は、1stから巧い具合に変化したなと思わせるものがあったのだが、ここに来て梅雨前線の如く停滞してしまった楽曲群には、少なからずフラストレーションを覚えます。デビュー時における斬新さも無くなった現在では、少しく面白みに欠ける感が否めない、というのが正直なところ。