ショップのBGMでたまたまこのアルバムが流れて・・。聞いているうちに、冷えて醒めてしまった音楽に対する気持ちが蘇った感じがしました。こんなに温かい音、久しく聞いていなかったことに気づき、苦笑。
パッヘルベルの2曲以外は、ほとんど知らないと思いますが。ディエゴ・オルティス<西、16世紀>・・・2467、サロモーネ・ロッシ<伊、1570~1630>・・・8、マリーニ<伊、17世紀>・・・9 このへんがわかりやすくて、おすすめです。パーセル14もあります。
楽器編成は主に、ヴァイオリン、サヴァールによるヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロそして、テオルボ・オルガン・チェンバロ・ルネッサンス・ハープ(小ぶりなハープ)などの4~6名による室内楽です。モダン楽器との大きなちがいは、テオルボ等のリュートやギターと同じ溌弦(弦を指で弾く)楽器が通奏低音にある点です。この存在が温かさの理由です。
この時代のポイントは、6弦からなるヴィオラ・ダ・ガンバ(大きく2種類ある)の存在。ヴァイオリン~ヴィオラ~チェロの楽器群が未発達だった時代に、この6弦楽器の果たす役割は大きいのです。
ブックレットは、1英・仏・伊・西・独の5ケ国語で解説(このレーベルは常に6言語での解説です)。2タブラチュアのコピー、3メンバーのジャケットもきちんと掲載されています。なお、リーダーはジョルディ・サヴァール、演奏家は、エスペリオン21。2001年の録音。
古楽の入門として、自信をもってお薦めします。