1962年4月6日、カーネギー・ホールにて録音。ライナーには当時のプログラムが掲載されていて、ネルソンの序曲『マスカレード』(John Canarinaが指揮)、同じくネルソンの交響曲第5番、休憩後このブラームスのピアノ協奏曲第一番というプログラムだったようだ。
知っている方も多いと思うが非常に変わった構成のアルバムだ。まず、バーンスタインによるコンサート前のコメントが4分12秒ある。次にピアノ協奏曲の演奏。最後に今度はグールドへのインタビューが3分45秒ある。ライナーにはこの時の演奏に対する新聞各紙のコメントが掲載されている。なかなか無い構成である。選曲も渋いがやることがこの二人は渋いと思う。
演奏はそれだけ力もこもっているのでなかなか良いのだが、録音状態が最悪である。特に風邪をひいている人が多かったのか、咳が出続けの中の演奏になってしまっている。そういうものを無視して音楽に集中出来ればいいのだろうが、やはり残念である。
ライナーの最後には演奏したニューヨーク・フィル全員の名前が掲載されている。こういうところにバーンスタインの男気をぼくは感じる。