私がELOで持っているのは、1st、2ndのデラックスエディション、「ディスカバリー」、「アウト・オブ・ザ・ブルー」、「ズーム」であり、ロックおじさんとしては標準かなと思っていた。つまり、初期のまだまだとんがっている頃、最高傑作と評される2枚、再結成?後のモノである。
今回このセットを買ったのは、そういった持っているアルバムとダブらないから。1枚だけ「ディスカバリー」がダブるがその程度なら良しとした。だってこのお値段なんだものね。
ELOのリイシューとしては、以前、紙ジャケによる凝ったものがあったが私はスルーした。だって、最近のリイシューシーンは本当にひどいモノがあるからね。せっかく高いお値段を出して買ってみても、やれ紙ジャケに入れてみましたとか、やれホンマモンのテープが見つかったのでもう一度リマスターしてみましたとか、紙ジャケをボックスに入れてみましたとか、デモバージョンを高音質のメディアに入れてみましたとか、おまけにビー玉も入れてみましたとか、もう、何が何だか訳が分かんない。解説も酷い。安けりゃあ良いが、日本盤はエッとびっくりするくらいのお値段をつけてくる。もう、とても付き合ってられない。
ロックってこんなブヨブヨに贅肉がついたものではなかったはず。
その点、このシリーズは本当にロックしてると思う。チープなジャケにチープな箱。値段もたたき売りに近い(もちろんもっと安い方が良い)。実に小回りが利く。言いたいことだけをきっぱり言う、ただそれだけのモノ。実に潔い。かっこいい。
このELOのセットも歌詞カードも何もない。こういったプログレっぽいっやつの場合、どうかなと思ったけど5枚ともきちんと楽しめた。素晴らしいセットだ、歌詞カードも対訳もないし解説もないけどELOってこんなにいいんだと思った。あらためて。面白いのは、最高傑作の一枚とされる「ディスカバリー」が何だか一番いまいちだったように聞こえたこと。きっと発表当時の時代を思いっきり意識して作った作品なんだなと思った(ディスコティックというかビートの打ち込みがやたら目立つ)。
ホントにロックってこんなにかっこいい音楽なんだとあらためて思った。絶対買いですよ!