自社サーバーの仮想化を検討し,同じ出版社の Xen徹底入門,VMware徹底入門を読み終え,どちらのソリューションを利用しようか考えていたときに,彗星のように現れた「OpenVZ徹底入門」。
「なんじゃ?こりゃ?」と思い,説明を見ると世界標準のソリューションと書いてある。早速購入しましたが・・・
本の最初にこれから構築するサーバー群の仕様がシステム会社が依頼を受けたような設定で記載されていたので「なかなか実践編だなぁ,これは」とわくわくしながら読んでいましたが,最初の OpenVZ をインストールするところまでは良かったのですが,結論から言うと
●コンテナ(仮想領域で動作するOS)について Yum で通常の update をしても良いものかどうか不明
→ vzyum を使うようなことを書いてありましたが,運用時の注意事項などについて,ひとつの章としてまとめて記載してくれていれば安心です
●SElinux を禁止しなさい,はまだ良いのですが,ファイヤーウォールまで禁止しなさいって,あり得ないよなぁ
●ホストになる OS とコンテナとのネットワークの関係性に今ひとつ???
→ 私の理解力が少ないだけかも・・・
など,???が残る内容でした。6章まではよいのですが,それ以降については通常のサービスの設定と OpenVZ との連動に関する設定とを切り分けて「通常は〜ですが VZ は〜だから〜です」という表現にしていただいていれば,わかりやすかったと思います。
業務で使うための判断資料ではなく,実験レベルでのインストールガイド的に使用するなら本書は合格点だと思いますが,加筆・補筆後の改版に期待。