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Op.(オペレーション)ローズダスト〈上〉 (文春文庫)
 
 

Op.(オペレーション)ローズダスト〈上〉 (文春文庫) [文庫]

福井 晴敏
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

二〇〇六年秋、“ネット財閥”アクトグループの役員を狙った連続テロが起こる。実行犯は入江一功をリーダーとする「ローズダスト」を名乗る五人グループ。警視庁の並河警部補は防衛庁情報本部の丹原朋希と捜査にあたるうちに、朋希と一功の間の深い因縁を知る。かつて二人は防衛庁の非公開組織「ダイス」に所属し、従事していた対北朝鮮工作が失敗、二人が思いを寄せていた少女が死んだ。朋希を除く生き残った工作員たちはテロリストとなり、アクトグループ役員となった元上官に復讐しようとしているのだと……。
 互いを理解しながら憎しみあう二人の若者と彼らを取り巻く人間たちの群像劇を通して、壮大なスケールで描くサスペンス・アクション。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

都心でネット財閥「アクトグループ」を標的とした連続爆弾テロ事件が発生した。公安の並河警部補は、防衛庁から出向した丹原三曹と調査に乗り出すが…。『亡国のイージス』『終戦のローレライ』など、読者を圧倒し続ける壮大な作品で知られる著者が、現代の東京を舞台に史上最大級のスケールで描く力作長篇。

登録情報

  • 文庫: 439ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/02)
  • ISBN-10: 416776301X
  • ISBN-13: 978-4167763015
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 期待通りの福井作品, 2006/3/21
レビュー対象商品: Op.ローズダスト(上) (単行本)
登場人物は、いつもの「福井パターン」です。と書けば福井ファンなら

ピンと来るかと思います。

いつものパターンの登場人物を出しながら、新規のストーリーを作り出した

福井氏の構想力はさすがです。

これだけの大冊ですが、飽きさせずにスピード感を持って読ませます。

登場人物に公安関係者が出てくるため、麻生幾氏の著作に近くなってきたと

感じました。公安の描写はライト版「ZERO」というイメージです。

1つ難点を挙げれば、経済関係の用語で誤用がある事。特に「持株会社」の

使い方は改訂版で修正した方がよいかと思われます。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ファン待望の最新作。, 2006/4/4
レビュー対象商品: Op.ローズダスト(上) (単行本)
読み終えたあとは、いつまでも余韻の残る感動に包まれました。

壮絶なラストが描かれる物語終盤。

涙が止まりませんでした。

すべての登場人物たちのセリフ、心情表現、行動に至るまで、それらを示すすべての文章が、読者であるぼくの脳裏にはっきりとその様相を想像させ、まるで映画を観ているような興奮を与えてくれました。

同時にこれが作家・福井晴敏の為せる業(わざ)なのかな、と改めて感服しました。

前作『終戦のローレライ』とは異なり、舞台は現代日本。

“戦争”が“テロ”という言葉に置き換えられた現代を生きるぼくら読者にとって、より想像するには難くない時代背景となりました。

フィクションとはいえ、実際にそれが起こる様子を容易に想像できるんです。

今作も物語のなかでは、福井作品では毎度のこととはいえ、アクション映画さながらに手に汗握る場面も多く用意されていて、なにより登場人物の心情描写が巧みです。

福井晴敏の過去作品に見られる様々な“福井節”も健在で、ファンは思わずニヤリ、あるいは「またか」と納得してしてまう部分があることは否めません。

しかし、今作には過去のどの作品にも無かった“魅力”があることも確かです。

朋希、並河、一功、ほかのローズダストの面々・・・。

そのほかの登場人物もキャラクター性に長けていて、それぞれの思惑が交錯することによって紡ぎ出されるストーリーは秀逸です。

全身を貫くような感動が、欲しいひとへ。

ぼくは自信を持って、この『Op.ローズダスト』の必読をススメますよ♪
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32 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 正直、がっかり・・・, 2006/3/22
レビュー対象商品: Op.ローズダスト(上) (単行本)
福井さんの大ファンで、今回もすごく楽しみにしてました。そのせいか、逆に読み終わって正直がっかりです。

その理由は・・・

その1.話の筋が読めてしまう。上巻の終わりくらいから展開が読めてきて、『まさかこれで終わらないよな。もう一捻りあるんだろう』と期待していたのに終わってしまう。福井作品を読んでる人ならすぐ予想できちゃうような結末。それなら下巻は何なの??

その2.ローズダスト(テロリスト)がそこまで臨海副都心を破壊する理由に感情移入できない。そこまで犯人たちが思いつめたということにどうも納得がいかない。その理由が下巻で解き明かされるかと思いきや、下巻はテロの状況(副都心が爆撃されたりする描写)ばかりで、どうもスッキリしない。

その3.『新しい言葉』や『ローズダスト』という言葉が頻繁に出てきてうっとおしい。確かにキーフレーズなんだろうけど、抽象的だし、イマイチ伝わり難い。亡国のイージスの方が主義主張がはっきりしていて読んでいて面白かった。

その4.キャラクターが固定化されてきて、厭きてきた。過去に傷を持つ青年と人生を諦めているような中年男性の組み合わせ。亡国のイージスや6ステインにも出てきている“いつものパターン”で、そろそろ読者も厭きてくるんじゃないかな〜って感じです。

ただこれは映画化したら面白そうな作品。映画化された亡国のイージスや終戦のローレライは原作を超えられなかったけど、ローズダストなら逆にいいのかも。複雑に絡み合った背景は映画では描ききれないけど、今回はそんなに無いし。それに下巻はテロの状況説明に終始してるので妙に長いけど、映像なら一発で終わるから長くならなくていい。

ローズダストなら、断然『亡国のイージス』の方をお勧めします!
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