A.B.C初回生産限定盤の中では、このAnother Dance Shot Ver.が一番好きです。
カメラワークとカット割りは、この曲の緊迫感にそって目まぐるしく変わるが、振りのキメポーズもきっちりおさえ、各メンバーの表情もよく捉えられている。
なによりもLive感があり、他のVerおよびYou TubeのオフィシャルP.Vより格好いいです。
前作【まじですかスカ!】は9期メンバーお披露目の意味もあり明るく弾けた曲調だったが、個人的には好みに合わず気持ちがのれなかったが、この新曲は新制モーニング娘。のいよいよ本領発揮、琴線をブンブンうならせてくれた。
通算46枚目のシングルとなるこのナンバー、いきなりギアをトップに入れて疾走するこのドライヴ感、畳みかけるようなグルーヴ感は、さすがモーニング娘。百戦錬磨の面目躍如というところだろう。
久々のエモーショナルでスリリングなナンバーは聴く者に息つく暇もあたえず心拍・脈拍を煽り、最後の最後までテンションがピンと張り詰めていて聞き応えがある。
実際この曲を聴いていて、ふと呼吸が浅くなっている自分に気付かされた。誉め言葉で言うのだが、心臓の悪い人や血圧の高い方はあまり繰り返して聴かない方が良いのかも知れない(笑)。
高橋愛の思いも掛けない変貌の意味が、このシングルのDance Shot Ver./DVDを観て、こういう画が撮りたかったのかと、ようやく合点がいった。
高橋の金髪とのコントラストを成して、オリーブブラックの髪も凛々しい新垣里沙のパートも見事このナンバーの急所に決まっており、まさにサイバージェニック。
名門グループの看板を継承しつつ常に進化し続ける彼女ら、今のモーニング娘。はすでに第一期全盛期をしのぐ実力を備え、耳の肥えた海外での評価は高まる一方であるにもかかわらず、残念なから目先の新しさにばかり目移りしている日本のマスメディアでは、これまでそのキャリアも功績もフェアに評価されず、彼女らは不当な扱いを受けてきた。
このイカしたナンバーが、この日本での遅れてきた第二期黄金期・モー娘。ブーム再来への序曲になるのではないだろうか。
そんな気がして成らない。