スティーヴ・マリオット(vocals, guitar), ロニー・レーン(vocals, bass), ケニー・ジョーンズ(drums), イアン・マクレガン(keyboards)から
なるイギリスのロックバンド、スモール・フェイセスの1968年作。6週連続で全英1位という大偉業を成し遂げた一枚。
ただやはり好みは分かれるんだなあ。黒さが薄くなったサイケデリックでコンセプトな本作よりも、ブラック・フィーリング全開であり尚且つ
絶妙なまでにソフトなムードを兼ね備えているという、まさにモッズそのものであったデビュー作こそが最高なんだよって人も当然いる。
ただこの一枚とにかく曲がいい。奇妙きてれつなコンセプトは置いといても。
「Afterglow(Of Your Love)」に「Song of a Baker」に「Lazy Sunday」と・・・ソウルでヘヴィでサイケと・・・それぞれが特色ある名曲だ。
特に「Afterglow(Of Your Love)」は・・・ほんといい曲。もう僕はこれがないと生きれないわあ。いやほんとに。しびれるソウルバラード。
飽きない。永遠の名曲。ポップな曲調だが不思議に張りつめた空気と、敏感で飾り気のない雰囲気。それはマリオットの歌唱法と合いすぎた。
親しみやすいながらも、繊細で鋭い感受性があり、なにより梃子でも動かせないほどの芯の強さをもったこの最高にソウルフルな歌唱法に。。
そしてこの歌声こそ・・・やはりこの歌声こそ60年代英国における最高のものだ。疑いようもなく最高のヴォーカリスト。
あとはここでのイアン・マクレガン。このハモンドオルガンも魂そのもの。またケニー・ジョーンズも・・・いい。キース・ムーン亡き後に
ザ・フーに加入して活躍する彼。このハードロックばりの迫力がまたドラマなんだよ。
淋しさもあるけれど、押し寄せる愛の奔流。消耗しきるようだけど、力強く脈打ってる。驚くほど澄んだ気持ちになる不滅の純真さ。いいなあ。
いい曲なのでぜひ聴いてみて下さい。