印刷品質は期待以上、満足。4色インクとはいえ、カラーインクは1.3plと5.5plを単独/同時噴射するため普通の用途には十分綺麗。光沢用紙なら、目を凝らして粒がどうこう言う一部の人以外は満足できる画質だと思う。黒インクは14pl。
※但し、ドラフト印刷では罫線のがたつき&バンディング、標準ではバンディングが出るので気になる人は事前に確認したほうが良い(写真付で解説しているblogなどを複数見かけるので機種固有の問題だと思う。8500 wirelessも同様;レビュー書きました)。最良では問題なし。
スキャナ品質は、妙なエッジ強調処理が勝手にかけられてしまので網点印刷されたものを100〜600dpiでスキャンすると汚くなる。EPSONやCanonのCIS採用複合機と比べても、エッジ強調が酷すぎ。スキャナドライバもhp社, EPSON社の専用機を知っているだけに機能が省略されすぎていて使いにくい(例えばクリップ枠を毎回設定しなくてはいけないなど)。 1200dpiや2400dpiなどの高解像度でスキャンして、フォトレタッチでぼかし処理をして縮小すれば改善できるが、CCDスキャナでの性能を期待をすると裏切られる。光学解像度400〜600dpi程度のスキャナ(例:ScanJet IIcxや4c)の方がよほど簡単に綺麗な画像が得られる。それにA4サイズなどの反射原稿に対して、そんな1200dpi〜2400dpiなどの高解像度を使うと遅くて話にならない。
でも、画像優先のファイル保存が目的でなく、コピー機代わり用途ならば問題ないし、価格を考えれば妥協せざるを得ない面もあると思う。PPC用紙に標準モードでコピーした結果は、解像感もよく暗い部分もしっかりしていて良いと思う(C社、E社は解像感が低い、暗い部分が潰れる;私個人の感想)。
それに、C社やE社の最上位機種を除く大多数が、画面とボタンとが別々で操作が直感的でないのに比べれば、かなり操作しやすいと思う(PCからしか印刷やスキャンをしない人なら気にならないでしょうけど)。
ePrint(メールdeプリント)機能も面白い。簡単なPDFファイルの印刷を試みたところ、6分ほど待ち時間を要したり、1箇所だけ2度印刷された文字があったりしたものの、直接印刷したのと同程度の品質が得られた。 ※待ち時間はサーバーの混雑なども影響するので上記は一例。 ※E社が最新機種で、そっくりなネーミングで真似してきた…。
非対応OSのPCからでもメール送信すれば印刷できて便利だと思う。これらを含めて、基本的な性能としては5点中4.5点を上げたいところ。
それにもかかわらず2点にしたのは、以下の理由による。
末尾の補足に記した結果を以って、2点→3点に変更いたします。
タッチパネルが違う程度と思える従来機Officejet 6500 wirelessはもちろんのこと、現在販売されているPhotosmart Wireless B110aなどには(というより古くはDeskJet 550Cや720Cも含めて)ちゃんと備わっているハズの、印刷設定ダイアログが「無い」。あるのはWindows XPが標準で備えるそっけない設定画面だけ。プリンタドライバでのプレビュー機能もない(プレビュー機能を備えないアプリケーションの場合は多少不便)。
そのせいもあって、製品Webページに「インク量コントロールでさらにインクを削減」と明記してあった機能が利用できない。サポートセンターに、ダイアログが無いことやインク量コントロールができない件の問合せをしていたのだが、「プリンタドライバの改善や提供に関して予定がない、確約もできかねる」という趣旨の返事がきた。加えて「WEBページにて公開したインク量コントロールの表記訂正の手配を進めている」旨の返事も。
嫌な予感がしてWebページを確認したら2011年2月1日現在、Officejet6500A, 6500A Plus, 7500A, 8500A Plusのページに記されていたインク量コントロールの記述が抹消されていた!つい先日まではちゃんと記述があったのに。 機能があるとして販売しておきながら、なぜ?と唱えたら、無かったことにする対応は、酷すぎる。hp製品には愛着を持っていたのに、この一件で見事に裏切られた気分。
[2月24日 補足] イメージング・プリンティング事業統括 IPGカスタマーサポート本部の本部長から、お詫びと対応策に関する文書を戴きました。結果として該当4機種の製品紹介ページの末尾にお詫び文面と、該当機能を前提に購入した顧客に対する救済策が掲示されました。 一覧性のよいダイアログがないこと&インク量コントロールが不可能なことは不満なままですが、不満を訴えた人だけに対する個別対応でなく、該当する消費者全てに救済の道を開いた点を一歩前進として評価します。
[2月28日 補足] Photosmart Plus B210aも「インク量コントロール」がなかった旨のお詫び文が出ています。
[9月7日 補足] 2月末に「お詫び/救済関連の説明が記載された」と書きましたが、9月7日現在、それら説明は跡形もなく消えています。重要なお知らせなどのページにも一切記載なし。約半年経過したからもう大丈夫と判断したのかもしれませんが、なんとなく黒歴史はさっさと消し去りたいという風に感じられてしまいます。
[2012年4月16日 追加] 無保証ですが、DeskJet 5550CやOfficejet Pro K550などのプリンタドライバを使うことでインクセーブ機能が利用できる可能性があります。少なくともOfficejet Pro 8500ではその方法で、インク量コントロールやページ反転、自動両面印刷を含めた印刷が実現できています。Windows 95/98/Meでもそれらプリンタドライバを使うことで8500での印刷ができていますので、Officejet 6500AおよびPlusでも同様にWin9x系で使えると思います。