ジャクソン5で才能を開花し、ジャクソンズへと進化したマイケルが、クインシー・ジョーンズと出会い、満を持して世に出たソロデビュー作が本作です。マイケルと言うとスリラーという程、スリラーのイメージは大きいと思いますが、
実はスリラーに参加したメンバーとほぼ同じ布陣が、この作品時に見て取れる訳です。かなりの有名ミュージシャンが数多く参加してるのですが・・・
主なラインナップを列挙すると、クインシー・ジョーンズ プロデュース。グレッグ・フィリンゲインスsyn、ジョン・ロビンソン(ルーファス)dr、ルイス・ジョンソンbs、デビット・フォスターsyn、ロッド・テンパートンarenge その他メジャーなアーティストが大勢参加してます。
これらのミュージシャンの殆どが、スリラーにも参加していまして、ある意味当時のクインシーの秘蔵子ミュージシャン達なんですよね。スリラーや、それ以降のアルバムでは、ドラムパートやベースラインがシンセベースやドラムマシンを多用していた事を考えると、このアルバムまでが、フル生演奏の貴重なアルバムで、スリラーが爆発的に売れる足掛かりになったと考えられると思います。
興味深いのは、バカラックの奥さんキャロル・ベイヤー・セイガーの2ndアルバムの、”It's the Falling in Love ”でデビット・フォスターがアレンジしてるのですが、本作でも同曲の演奏とアレンジを担当している点です。余談ですがフォスターは、スリラーにも参加しています。グレッグ・フィリンゲインスに言わせると、LAを拠点とするスタジオミュージシャン達が多く、ツーカーで阿吽の呼吸で演奏出来るとか。
最初の曲から最後まで捨て曲なし。ポップで聴き易いので洋楽初心者にもお奨め出来るし、とかくマイケルのボーカルに耳が行きがちですが、高度な演奏とアレンジなので、音楽通の人の鑑賞にも堪える出来です。私的にはマイケル・ジャクソンの最高傑作だと思っています。