W系統のMGは久しぶりに作りましたが、これは「当たり」だと感じました。W系統のMGによくある「作った後に感じる小ささへの不満」が、ほぼない印象なのです。18センチ弱の大きさなので他のものとこのエピオンにそれほど違いがあるとも思えないのですが、背中の大きな翼や長いヒートロッドのせいでそう感じるのでしょうか――?
素組みで4時間ほどで完成、途中特につまるようなところはなかったです。実際全体的に組み易いとも言えて、面倒なのは同じ部品を計10個組まねばならないヒートロッドくらい。背中の翼も含め、変形機構を持つMSとは思えないほどあっさりと組み上がりました。
変形は元々無理の少ない機構であることも幸いし、とても簡単でした。変形後竜の口の如く爪先が開くのには笑えましたが、概ねよく出来ていると思います。飾るにはスタンドが必須とは思えましたが、これは特にマイナス点というほどのものでもないですよね。
ヒートロッドが色々動かせたり引き出せたりする割に、力のかかる部分がポリキャップや軟質素材ではなく破損が怖いなあとはただ感じました。ビームソードのリード線が少々硬過ぎてポージングに苦労したのも、気になった点でしょうか。まあどれも致命的というほどの欠点でもないので、大きな減点とは言えないとは思います。
それにしても他のMGでも最近よく見る意見なのですが、説明書がつまらないですね……。昔のMGでのいかにも実際の整備の説明書、兵器解説書から抜粋してきました的な解説は読んでいてワクワクしたものなのですが最近はそれもとんとなし。商品を買う人間なら誰でも知っていそうなそんな文章が、ちょろっと書いてあるばかり。同梱のスペシャルブックレットも、中身は小説の宣伝だし――。ガンダム愛、それが作り手側に不足していなければいいのですが……。
背中の翼のお陰でフル装備で飾っていても不安定感なく飾れ、変形機構も文句なし、エピオンの最大の特徴たるビームソードも大きくそしてかっこいい――。作って楽しく動かしてワクワクする、そんな「MGらしいMG」でした。エピオン好きな方に安心してお勧め出来る、そうした商品です。