4000年前に何があったのか、ミトスたちの回想をはさみながら現在のユアンとクラトスのやりとり、
ジーニアス、リフィルらハーフエルフの話、ゼロスの葛藤、ミトス=ユグドラシルの正体が発覚、
ゼロスの裏切りによりコレットがさらわれ、最終決戦へ向かうまでです。
ミトスたちの過去話にかなりの尺が割かれています。
話や構成の粗に釈然としない気持ちになりつつ、
作画や声優が安定しているため酷評するほどでもなく、
部分部分のイベントは良いものもあるといった、いつも通りのシンフォニアOVAな感じです。
ただ明らかに尺の使い方や、イベントの取捨選択を間違えてる気がしてなりません。
残り一巻で未解決の部分や重要イベントがいまだ山積みにも関わらず、冗長に感じる部分や
ここでこんなに使ってしまっていいのかと感じるシーンがいくつかあります。
原作での良さや、全体的な話のバランスよりもユアンを活躍させたいのではないかと結構思ってしまいます。
これまでに何があったのかの事情説明と、それぞれの思惑などの材料がひとまず提示され、
その上で次の最終巻、裏切ったゼロスはどうなるか、ロイドとクラトスの一騎打ちやエターナルリングの話、
ミトスとの最終決戦などをどのように描写するかで、作品としての評価が大きく変わりそう…といいたいのですが
オリジンへのセリフの流用、アンナの救ってくれたというセリフや
ラストでのクラトスのセリフなどを見る限り、
一騎打ちやエターナルリング関連はほぼカット決定かと思われます。
「原作ファンのために作っている」という監督のインタビューなんですが
ちょっとこの構成はよく分からないですね。
フレンとの一騎打ちやアッシュとの一騎打ちをカットしたVやAなんて
自分はその時点で考えられないですし、クラトスや親子好きの方は
特に不満しかないんじゃないでしょうか。
尺がないかと言えばそうでもなく、アニメオリジナルの部分を控えれば十分できた感じなので、
シンフォニアというより、スタッフがしたいから好きなキャラを動かし
好きなように見せ場を分配したアニメといった印象を受けました。
残り一巻、少しでも納得のいくものを作ってほしいですが、
できればシンフォニアの話をもう少し理解したスタッフに1から作り直してほしいです。