上巻に続き、1993〜2010年の「レコード芸術」誌の交響曲部門の特選盤を収めている。
企画としては良い。
また作曲家別ではなく時系列的に並べている点も、
特選盤の歴史を振り返ってみることができる点でかえって良いと思う。
ただし、本書を見てみると、この時期に活躍したはずのアバドやバレンボイムや小澤征爾の録音が少ない。
特にバレンボイムは少ない。
逆に、朝比奈隆とヴァントはやたら多く、過剰までに絶賛されている。
95年から交響曲部門の担当になった宇野氏が独善的な評価をした弊害だと思う。
他に簡単に作れるはずの曲ごとの索引がないのはやはり不便。
宇野氏の問題と曲ごとの索引がない点で星1つずつを減らし、星3つとする。