少年ルフィの夢見る冒険物語だった1巻から始まり、55巻に至って、まるで大海賊の壮絶な歴史を読んでいるような気分になった。改めてルフィの器のでかさや血筋の凄さ、そして物語の大きさを再確認した。
もちろんエースの処刑、赤髪や白ひげ、七武海や海軍本部が総動員していることも、動き出そうとする大きな時代のうねりを感じる要因である。
だが何より読者としては、過去に関わりのあった海賊たちが再び物語の中心へ加わってきていることが、今回の事件のでかさを物語っているように感じる。彼らを使うべき時が来たということだ。これまでの「ONE PIECE」の様々な歴史を一繋ぎにしてゆくような、大きな波が来たということだ。参った、でっけぇ。
尚且つ。マゼランとの死闘をはじめ、こんなに激しい戦いが続いているのに、いい意味で緊張感が緩むときも多くて読みやすい。獄卒獣がかわいかったり、全体的にキャラの変態度が上がってたり、突然ナミが出てきてドキッ!としたり(笑)
普通ここまででかくなってくるとずっとシリアスに傾きそうなもんだけど、ゆるい空気も漂わせつつ締めるときにビシッと締める。その読みやすさのバランスは凄いと思う。
まだまだおもしろくなる「ONE PIECE」。これからも目が離せません。