原作者が公言するように、この作品は野球版アカギです。
主人公が豪速球を投げるわけでもなく、
ましてやさわやかな野球物語とは真逆のストーリー。
しかも、主人公が超のつく悪役!
奇をてらっただけの作品に思われがちですが、
綿密に考えられた心理戦がすべてを覆してくれるはずです。
全く人情が絡んでこないのかというと、そうでもなく。
チラっと見せる。そのタイミングや演出は絶妙。
心理戦がメインの作品ですので、どうしても文章量が多くなる(説明台詞が多くなる)のですが、それをしつこいと感じさせない演出はさすがとしか言いようがありません。
また、野球のルールが分からない私でも見ながら手に汗握ることができるという点が広く人にオススメしたい大きなポイントでもあります。
BOXそのものの評価ですが、内容は素晴らしいのにも関わらず、特典がブックレットのみ。
それも各話の紹介が触り程度に紹介されている薄いものでしたので、☆は四つにとどめさせて頂きました。
話としては第13話「封印された足」までの収録で、前のレビューにもありますようにバガブーズ戦の半ばで終わっています。この点も、BOX作品としては中途半端かと思います。もちろん、まだ放送が終わっていない(08年3月現在)ということもありますし、今後もこのBOXシリーズは出すということですから、そちらへの期待も込めての評価とさせて頂きました。