ようやく手にすることができました。今更ですが、すばらしいレンズです。描写性能が抜群で、私は「このレンズのためにフォーサーズを選択しました」といえるぐらい魅力的なレンズです。
まずマクロから無限遠まで、f2.0開放から文句なしの解像感を感じました。ただ解像感だけならば、他のオリンパスのフォーサーズ用レンズ(特にパンケーキや竹クラス)も同様に良い訳で、圧倒的にアドヴァンテージを感じるのは、ピントの合っていない部分の描写、いわゆる「ボケ」です。特にピントのあった部分のすぐ前後から滑らかにボケていく感じがすばらしく、ポートレートなどマクロ以外のシーンでも効果的で、被写体を自分の目で見たときにパッと入ってくる印象、そこから感じられる雰囲気をより的確に、自然に表現できる可能性を秘めていると思います。この辺りは、他の明るい竹クラスのレンズと比較しても「別格」と感じます。(勿論「マクロ」も(オリンパスの伝統なのか)文句なしです)
使い勝手は、AFの速さにこだわらなければ、問題ない範囲だと思います。AF音は少し大きめ、静かな音にこだわるならば、要チェックかもしれません。私は気になりませんでした。マクロレンズの特徴として撮影範囲が近接から無限遠まで広く、繰り出し量が結構あるので、すべてAF任せで、ピントあわせをするならば、被写体によっては時間がかかりイライラすることがあるかもしれません。そういう時は、ある程度MFでピント合わせしてAFしたり、MFモードで親指AFを設定してAF後、ライブビューMFで微調整、など工夫すれば、通常の撮影では十分使える形と思います。電子フォーカスリングも、初め少し違和感がありましたが、f2.0マクロというシビアなピントに対してかなり微妙に変えられるので、今ではそれなりに便利に感じています。
購入前、円形絞りでないことや、35mm換算100mmがスナップには少し長いのではないか、と心配でしたが、この点、私は全く気になりませんでした。11-22mmや25mmパンケーキとの組み合わせで持ち歩くことが多いです。
フォーサーズの始まった頃からのレンズでコントラストAF非対応(E-520,420以降の機種ならば拡大ライブビューでコントラストAF可能)、今後リニューアルの可能性もあるのかな、と迷う部分もありましたが、これだけの描写が手に入るならば…購入して本当に良かったと思います。
マクロの特徴である撮影範囲の広さによる、利点、欠点を考慮する必要がありますが、描写に関してはピカイチ、お薦めレンズです。