オリンパスのM.Zuiko Digital ED 9-18mmレンズは、シャープさを表に出して感じさせるレンズではなく、木々の幹や電柱を丸みをもって写し、犬を撮ってもまろやかに写す性質があります。またぼけ味も柔らかで暖色系の発色をするために、暖かな生命感のある空間をとることができます。このレンズには旧フォクトレンダーの名レンズとして評判であったゼプトンを連想させる味がありますので、私は個人的には好きなレンズです。また立体感のある写真が撮れることから、ライカの超広角レンズで評判が高かったスーパーアングロンにも似ているところがあります。これらのレンズの愛好者にはきっと好まれると思います。空間をまろやかに、生命感をもって映し出すために、青葉の林に生まれる場を撮るために持って入っています。そしてまた木漏れ日などの陰影と風が生み出す印象深い移ろいをビデオにとるためにも愛用しています。一口に言えば、世界の生命感を写す広角ズ−ムということでしょうか。構造上、レンズに指が触れやすいこともあり、フィルターとフードの着用をお勧めします。