登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
確かに天才だ,
By
レビュー対象商品: ODESSEY1966~2003 岡田史子作品集〈episode2〉ピグマリオン (単行本)
その名前と、寡作ながら伝説化した作家だという事は知っていたが、どうにも敷居が高そうなのでずっとスルーしていました。でもふと思い立って読んでみて、あの萩尾望都をして天才と言わしめたというのが納得できました。評判に違わず極めて詩的・文学的な内容なので、好き嫌いが分かれるとは思います。観念的なネームに頭がクラクラする。「ピグマリオン」」「赤い蔓草」「死んでしまった手首 阿修羅王」辺りはしっかりした輪郭があるが、やはり漫画の文法にはのっとっておらず、ドラマとは違ったところで琴線に触れる。 「ピグマリオン」は、口と耳が不自由なチェロ奏者の少年が、自分の曲を弾くと現れる幻の少女に恋をするという、タイトルのギリシャ神話をモチーフにした物語です。解説の青島氏の言葉を借りれば、「純粋な魂と社会との相克」が重要なテーマ。 「赤い蔓草」は強迫観念的なテーマを扱ってます。画家の青年エドワルドは、母と妹の死後、恐ろしい夢とともに黄色い煙のようなものを見る。以来彼は、人の死に際に黄色い煙を見ては恐れるようになる… また岡田作品を語るには、その画力についても触れない訳にはいきません。ムンクのような不安感を煽るような絵、デフォルメされたポップな絵など様々な絵柄を用い、そのどれもが軽々と時代を超越します。 自伝風のエッセイ「自分史を語る・人に歴史あり」は、非常に興味深い内容です。文章も魅力があり引き込まれる。好きな音楽の話に始まり、仕事や恋愛といった高校生〜COM時代の終わる21歳までの思い出が、赤裸々に綴られてます。ヌードを撮ってもらったなんて話も。 こういう作品を描く人だけあって、繊細で少し風変わりな方だったようですね。特に、死にたいと担当編集に告げたら、彼が「俺も死にたい」と言うので、睡眠薬を持って一緒に冬の雪山に死にに行った…というくだりには衝撃を受けました。全部真実なのかは自分にはわからないですが… 「墓地へゆく道」 「太陽と骸骨のような少年」 「夏」 「ピグマリオン」 「死んでしまった手首 阿修羅王 前編」 「死んでしまった手首 阿修羅王 後編」 「耳なしホッホ」 「火陷 ひがもえる」 「火焔」 「Kaen」 「海の底の日よう日」 「邪悪のジャック」 「胸をだき 首をかしげるヘルマプロディトス」 「赤い蔓草 PART1」 「赤い蔓草 PART2」 「岡田史子未発表カット集 青島広志のスケッチブックから」 岡田史子を初めて読んで 100%ORANGE(及川賢治) 作品解説(青島広志) インタビュー再録「マンガ家のたまごの女の子を訪ねてみました」(1970年) 自分史を語る
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|