画家のクレーは、少年のころ両親に連れられてバレエを見に行ったのだが、あまりのセクシーさに股間の膨張を抑えられなかったと、クレーの日記
クレーの日記、
クレーの日記 (1961年)に書いている。
なかなか、このように正直に書く人は少ないのだが、バレエとはもともと美しく、セクシーなものなのだ。
このくるみ割り人形の「金平糖の精」は主役の美しさ、踊りの素晴らしさもさることながら、衣装もセクシーで、みとれてしまう。
ビデオの制作、撮影などにNHKと、そのスタッフが関わっているとパンフレットに書いてある。
少し前の録画なので、最近のハイビジョンのような細部まではっきり見えるということはないのだが、衣装の一部分がぼんやりとしか見えないところがそれだけ一層そのように感じられるのかもしれない。
チャイコフスキーはマリインスキー劇場(ソ連時代のキーロフバレエは昔も今もロシア時代はこの名前)のために「眠りの森の美女」と「くるみ割り人形」を書いたのだ。
だからマリインスキー(すなわちキーロフ)が元祖、本家ほんもと。だからこそ、葦笛の精の三人の学生も含め、すべての踊り手に美しさと完成度が感じられ、層の厚さと、伝統の強さが感じられる。
1892年に書かれたこの曲が、100年以上もこの劇場で演技され、演奏され続けているわけだから、楽団員の演奏も素晴らしく、踊りと曲の調和感は得も言われぬものがある。
マリインスキー劇場の「くるみ割り人形」にはほかに最近のゲルギエフ指揮のものがあり、DVD
チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》 [DVD]も出ているが、まだ見ていない。CD
チャイコフスキ-/バレエ<くるみ割り人形>は聞いたが素晴らしい。