気合いの入ったボクシング特集で、非常に読みごたえがありました。
ジムと選手のゴタゴタやパンチドランカー症状、志半ばで引退したボクサーの苦しみなど。
ボクシングが抱える「闇」の部分は、爽やかな「光」にスポットを当てがちな専門誌では、なかなか書かれません。
私は長年のボクシングファンですが、初めて聞くエピソードも多かったです。
闇を見ることから逃げないからこそ、光の部分がより輝くものだと思います。
ナオトの凋落、坂本の苛立ち、徳山の苦悩、フォアマンの絶望。
それらが描かれているからこそ、人生の素晴らしさに感動する。
ボクシングファンのみならず、生きる勇気が欲しい人にはぜひ読んで頂きたい一冊です。
そんな中、亀田選手について書かれた記事だけは、兄弟の絆をアピールする新鮮味のない内容で、そこだけは不満でした。
別に亀田を取り上げるなというわけではなく、もう少し深い所を掘り下げて欲しかったです。