ノラ・ジョーンズ、前作の「フィールズ・ライク・ホーム」から3年ぶりのアルバムです。昨年出たリトル・ウィリーズの内容を継承したようなアルバムですね。カントリー・フレイバーが随所にみられるので、前々作の「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」の内容を期待した方はちょっとがっかりするかもしれませんが、「カム・アウェイ〜」の中にもジャズとカントリーは融合されていたような気がします。バックがピアノ主体だった前2作からギター主体になったのもカントリー色が濃くなったと思わせる原因かもしれません。
ノラが全曲作曲に関わっている事が曲のレベルを落としていると指摘されてる方もいるようですが、私はそうは思いません。でも確かに今回は変わったフィーリングの2曲があります。「シンキン・スーン」と「マイ・ディア・カントリー」です。「シンキン〜」はキャバレー・フレーバーがあり、トロンボーンの淫らなソロが聴ける曲、「マイ〜」はメロディーがとても複雑です。
それ以外はアレンジこそ今までとは違うものの、いつものノラの声、作風だと思いますよ。
今回は、ノラの今後を暗示するアルバムのような気がしてなりません。カントリー色を濃くするのかジャズ・フレーバーを濃くするのか・・・。でもやはり、ノラは基本的にアメリカン・ミュージックを愛しているのだないう事を痛感しました。
リトル・ウィリーズ同様、これから春先に向けてのドライブ・ミュージックにぴったりかと思います。