大人のサバゲ用ツールとしてではなく、あくまで10歳以上18歳未満の子供の立場で評価してみたいと思います(威力は加味しません)。
まず、売りのフルオートですが、軽快に作動します。切り替えスイッチがトリガー近くのフレーム下面にあり、かつ小さいので、特に夜戦などで咄嗟に切り替えて撃つのは難しいです。また、期待されるほど速射制は高くなく、体感で500rpm以下、ミニ電動ガンと同程度です。装弾数が心許無いので、フルオートだとすぐに弾切れになります。弾幕は張れない事も無いですが、映画のマシンピストルのような高速連射を期待して買うとガッカリするので注意。
操作性は、モデルとなった銃が他モデルに比べ比較的新しい事もあり、握りやすいグリップデザインです。ただ、電動ブローバックモデルの特徴であるセイフティが、このP30の場合通常のガバメントタイプのグリップセイフティの位置ではなく中指近くにあり、押し込んでも完全に中に入らないため、特に手の小さい人は普通の銃を構えるときには使わない指の筋肉を使ってしまい、結果せっかくの秀逸なグリップデザインが殺されています。
リアルさはほぼ皆無です。そもそも実銃のP30はフルオートが無いばかりでなく、ハーフシルバーモデルも存在しないため、完全なフィクショナルモデルです。可動箇所もハンマーのみです。ただ、それを除けば造形はかなりリアルです。私はスライドをツヤなしのブラックで塗装して使っていますが、ポリマーオートの雰囲気は味わえています。少ない装弾数は、実銃と(偶然にも)一致していてある意味リアルではあります。
オートウェポンとして、10禁に限れば他にもミニ電動ガンや電動ガンボーイズという選択肢があり、装弾数もそちらの方が優れています。しかし、スライドがまがりなりにも作動するというプレイバリューは、この電動ブローバックにしかありません。そして、片手で振り回せるサイズと重量は、敵のわき腹に食らいつく突撃戦法にはもってこいです。至近距離まで間合いを詰めてダメ押しのフルオート…という運用であれば、10禁レベルではかなり制圧力の高い武装となります。
電動ブローバックのマガジンは、小改造を施せば共用可能です。私は以前使っていたコンバットデルタのマガジンを少し加工して使用していますが、問題なく使用できました。電動ブローバックは壊れやすいので空撃ちは厳禁ですが、もし以前使っていて壊れた電動ブローバックがあるなら、そのマガジンを予備弾倉とする事で装弾数の少なさもある程度カバー出来るでしょう。