60年代末から活動し、数々のハードロック・グループのサポート・アクトをこなしながら、やっと76年にこのデビュー作を録音。しかし、すでに遅し。ハードロックが時代の中心でなかったためにわずか1,000枚のプレス。そのレアな音源が、アメリカのコレクター市場で徐々に高騰。アイオワのグループです。70年代のアメリカには、このような発掘されていないハードロック・グループがまだまだあるようです。アルバム発表に先立ち飛び飛びに録音していたシングル2枚分の音もボーナストラックとして収録(ただし盤起こしでヒスノイズ入り)されています。
グループは当初「TRUTH」という名でした。ジェフ・ベック・グループのデビュー盤の意味です。Janeyとは、リーダーでギタリストである、BillyJaneyのこと。ジェフ・ベックに影響を受けていますが、はるかに硬質なギターです。印象としては、太陽と戦慄期のロバート・フリップに近いかもしれません。トリオですが、ベースの音が大きく録られていることと、ギターを重ねて録音していることで音の薄さは感じません。それどころか圧倒的な音圧です。コーラスも巧みで初めて聞く人は、上に書いたようなマイナー・バンドとは思えないでしょう。
ジャケットの写真は、二段重ねのマーシャル・アンプに地面の下から手が伸びているという異様なもの。この写真からブラック・サバス的なおどろおどろしさを感じられる方がいらっしゃるかもしれませんが、音は乾いたものなのでご安心ください。