登録情報
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| 1. Tune Up |
| 2. Asiatic |
| 3. Wonderful Wonderful |
| 4. Surrey With The Fringe On Top |
| 5. Blues For Philly Joe |
| 6. Namely You |
The RVG Series consists of classic Blue Note albums newly remastered in 24-bit by the original engineer, legendary Rudy Van Gelder, with state-of-the-art equipment. Reissues produced by Michael Cuscuna.
バック・ビートの効いたスウィンギーなフォー・ビート、卓越したテクニックに裏打ちされたスネア、タム、ハイハットの見事なコンビネーション。フィリー・リック等の人を驚かせる奇抜なアイデア。マイルス・クインテット時代は氷のようにクールなトランペットと対照的な熱くて激しいスティックさばきを見せ、あのマイルス・デイビスをして「火の玉(He's got the fire I want)」と言わせしめた程の男だ。
今回このフィリー・ジョーがウイントン・ケリー、ダグ・ワトキンスとリズムセクションを組み、ソニー・ロリンズがワンホーンで主役を務める、というのがアルフレッド・ライオンからのミッションだ。
フィリー・ジョーは以前、あのマイルス・デイビス・クインテットのリズムセクションの一人(他はガーランド、チェンバース)として、「テナー・マッドネス」(Prestige7047)でロリンズのバックを務めたことがあった。ロリンズとマイルスのリズムセクションの共演が、プロデューサーであったボブ・ワインストックのその時の重要なコンセプトであり、そのせいか、フィリー・ジョーのプレーも壺を押さえた程度のものだった。全体のアンサンブルがより重視された結果、彼のプレーもありきたりでスリルの感じられないレベルで終わってしまっていた。このセッション中、ロリンズが呟いたとされる言葉、”Nothing is happening."がセッションの低調さを物語っているようだ。
だが、ブルーノートのアルフレッド・ライオンのプロデュースによるこの「ニュークズ・タイム」は前作とは全く次元が違う。プロデューサーによって自由なインプロビゼイションのスペースを与えられた、フィリー・ジョーとロリンズの絡みが凄い。火の玉のように燃え盛る、フィリー・ジョーのドラムスに油を注ぐがごとく激しくブローするロリンズのテナー。この二人の化学反応でルディ・バンゲルダーのハッケンサックのスタジオは爆発寸前のメルティングポットのようだ。
フィリー・ジョーはロリンズが進もうとする先を完全に判っていて、ロリンズをその方向にプッシュする。力強い推進力を得たロリンズはより高い次元のインプロビゼーションの世界に到達し、そこで縦横無尽に暴れまくる。見事な相乗効果だ。フィリー・ジョーとロリンズの二人だけが別次元の世界にいる。二人の見事なケミストリーに名ピアニスト、ウィントン・ケリーでさえ今回はただ伴奏に終始するだけの有様だ。
ジャズと言う音楽だけが持つ、卓越したプレーヤー同志による、即興がはまったときの凄さがこの盤には見事に記録されている。Hallelujah,these guys are really working!
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