44分と短いながらもかなり楽しめる映画です(注:血しぶき系ですので,苦手な方はご注意ください).
しかし,なぜ44分と極端に短いのか?
それは,タイトルでヒロインの目的(映画の本筋)をユーザに教えることで,映画本編をほぼ完全にアクションシーンに充て,中だるみになりがちな,非アクションシーンを大幅に減らすことに成功しているからです.
この映画のシステムは,ちょっと昔のTVゲーム(アクションやシューティング)に近いかもしれません.
説明書でストーリィ(主人公のバックグラウンドや目的)を書いて,あとはゲームプレィに没頭させる.
ゲームプレィに没頭しているあいだ,ユーザはストーリィなんかは忘れ,目の前の敵を倒すことしか考えていない,と云う感じ.
その説明書に当たる部分をタイトルのみで説明し切っているのがこの映画の密かに凄いところです.
「タイトルで映画の脚本&ヒロインの目的は解りましたね? あとは映像で復讐シーンをお楽しみください」
と云う割り切りかた.
そして,本当に何も考えずに,ラストまで水野美紀の素晴らしいアクションを堪能できます.
アクションにおける,刀,格闘,銃火器の使用バランスも良いです(銃が少ないのが特に良いですね).
……ただ,パッケージとして見た場合,「映画は時間当たりで金額に換算するものではない」とは思うのですが,本編44分でこの価格はちょっと手を出しにくいですね.
しかも,レンタル版にもかなりちゃんとしたメイキング映像が収録されていますし……
(購入していないので解りませんが,おそらくメイキング映像の尺を考えるとセル版と同じだと思います).
とにかく,"購入"はともかく,"鑑賞"は相当オススメです.
水野美紀さんには,これからもどんどんアクション映画(特に刀&格闘系)をやってもらいたいです.