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「交渉」「記録」「決定」の役割が交渉の結果を決める。
この言葉は、新しい発見です。
著者の言うとおり、これは一人で交渉するときにも当てはまります。私がこの言葉から得たものは、役割を分けて考えることにより客観的に状況を見ることができ、冷静な状態を維持することができるということです。
成功というのは、常に100パーセントの確率で、望むものすべてを手に入れることではない。それは、成功というよりもむしろ「完璧」だ。人間のすることに完璧などあり得ない。
これも素晴らしい言葉です。交渉に対する心構えとして必須だと思います。他にも共感する言葉が多々ありました。
残念なのは、この本の翻訳が直訳に近いことです。英文をそのまま訳しているような感じです。読み辛く感じたのは私だけでしょうか。文章の前後を何度か読み直さないと理解できないところが幾つかありました。もう少し読みやすく翻訳して頂くと有難かったのですが。
交渉とは、こちらが一方的に話して、相手を納得させる事ではなく、相手の話をよく聞いて、その中から彼らが妥協できる落としどころを探り出す事にあることがわかりました。
そして、絶対に引いてはいけない線を厳守する事(これがなかなか難しいんですが)により、主導権はこちらにある事を相手にわからせるというのも重要なポイントです。
本書で十分納得したのは、交渉とは嘘やハッタリで相手を騙す事ではなく、相手に真摯に、親身になって信頼を得る事である、という点です。
人間関係を構築するうえで、もっとも当たり前で重要な事は万国共通なんだ、と知った事は大きなプラスでした。
ここに書かれていることで、特殊なものは何も無い。
しかし当たり前の話術でも、私たちが意識さえすれば
強力な道具となることを本書は教えてくれる。
交渉とはどちらかが勝って、どちらかが負けるというゲームではなく
双方の納得のいく目標の達成なのだという認識は
えてしてゼロサムゲームに陥りがちな小手先の交渉術と比べ
はるかに建設的なのだ。
臨場感のある文体で、映画を見ているように場をイメージできる。... 続きを読む
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