ドリームスは業務、カネ、モノの流れとデータの流れを一致させ、現実の経営の姿をシステム上でリアルタイムに把握することを狙いとする。特徴は「先行データ」という概念を活用すること。例えば物品購入は承認を受け、発注した時点で、納品日と支払日、支払額をほぼ正確に予想したデータが決定できる。この先行データという予測値を活用することで、実績値の確定や決算処理を待たずに、リアルタイムに経営状況を把握しようとするわけだ。
旧来の仕事のやり方にこだわる各部署と激論を交わしながら開発し、2002年4月に稼働したドリームスだが、4カ月後の調査では定着率が29.4%にとどまった。情報システム部は新たなプロジェクトチームを発足、改善要望が多い機能を開発したり、業務マニュアルの整備や研修で操作・機能の理解を高めるなど、定着のための施策を進めた。半年後、定着率は73.9%に向上し、業務の効率化でも高い評価を得た。IT(情報技術)経営の好事例として、参考にできそうだ。
(日経ビジネス 2004/06/21 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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