シリーズ4冊目
九篇の書き下ろし短編を収録
「最后の祖父」京極夏彦著
解説によれは、デビュー前に構想を練っていた幻のデビュー作!?とのこと
終末SF???と思っていたら・・・
スケールが大きいのか?小さいのか?
「社員食堂の恐怖」北野勇作著
パニックSF
北野版「注文の多い料理店」!?
北野氏独特のペーソスがあまり感じられず、むしろブラックな感じだった
「ドリフター」斉藤直子著
解説によれば、落語の有名なネタが下敷きになっているとのこと
落語には詳しくないので詳細はわかりませんでしたが、
いかにも落語にありそうなシチュエーションでした
もちろんこのシチュエーションもおもしろかったですが、
ジェネレーションギャップによる溝が更によかったです
「赤い森」森田季節著
奈良の山奥で見つかった古墳(らしきもの)
果たして調査結果は・・・
考古学上の新発見か?それともトンデモか?
語り口が軽妙だった
「マッドサイエンティストへの手紙」森深紅著
SF(本格)ミステリ
防衛省とも取引がある為、セキュリティーが厳重な重工業メーカーで起きた人間消失事件
風変わりな性格の天才科学者が探偵役を務めるといった、ある種のパターンが踏襲あれている
しかし、ワトソン役の女性キャラも少し変り者だった
SFと(本格)ミステリの両方をハイレベルで維持することは難しいと思いますが
是非ともシリーズ化して欲しい
「警視庁吸血犯罪捜査班」林譲治著
吸血鬼の存在が明らかになった近未来が舞台
本作もミステリだった
森深紅氏の作品は語り口が軽妙だったが
本作品はいかにも男性作家が書いた警察小説といった感じだった
アンソロジーって色々な作風が楽しめていいよなーと思わせる絶妙な配置構成だ
「瑠璃と紅玉の女王」竹本健治著
寓話的な作品だった
つまらない訳では無いのだが、
これをどう楽しんだらよいのか、チョッと困ってしまう
「宇宙以前」最果タヒ著
冒頭は物凄く面白かった
しかし、どうも文体になじめず・・・
「バットランド」山田正紀著
本著のなかで一番SF濃度が濃かった
特殊な天文現象と独自の進化をしたコウモリの群
これらの出来事がどのように繋がるのか
「NOVA」史上最大のヴォリュームの作品だが、
ぐいぐい読めた