収録されているシングルを5枚とも持っている身としては正直少し迷いましたが,結論から言うと買ってよかったです。
一通り聴いてみてまず感じたことは,全体を通して流れがしっかりある事です。冒険彗星のようなアップテンポな楽曲群と未来記念日のようなスローテンポな楽曲群を交互に配置することで上手く緩急がついており,退屈しません。
新曲は4曲しかありませんが,ピアノアレンジのかわいらしい曲やメタル風のかっこいい曲などバリエーションが豊富で良曲ばかりです。歌詞も過去や現実を直視しつつ前向きな世界観は健在で,冒険彗星で榎本さんを知った人にもお薦めできます。少なくともシングルに収録されていた朝顔を気に入った人は恐らく波長が合うでしょう。
また,インストの2曲が,それぞれ後に続く冒険彗星,CUREへと上手くつないでいます。ちなみにCUREはアレンジがピアノからエレキギターになっています。個人的にはこちらの方が好みです(笑)
今までのファンにも楽しめる誠実な構成になっており,かなり完成度の高いアルバムと言えるでしょう。腰を据えて最初からじっくり聴き込んで欲しい一枚です。