綺麗なものを、そのままキッチリ綺麗に撮し取ろうとする
小林氏の作風は、写真集全体を通してみると
まるで一つ一つの写真が絵画のようです。
ただ、この撮り方だと過去作「廃墟漂流」のように
1廃墟1ショットという場合には大変良いのですが、
この本のように一つの廃墟を何十ショットと撮って
まとめるというのにはまるで向いていないと思いました。
他のレビュワーの方がこれは「資料」だと評していましたが、
ある意味、本当にその通りだと思います。
また、明らかに「配置した」と思しき写真も目につき残念です。
これは以前から変わっていない事ですが。
☆2.5ですが、表示の関係上☆3とします。
小林氏の廃墟写真集を買われるのでしたら、
本書ではなく廃墟漂流をお勧めします。