この巻では、紫苑とネズミが矯正施設に行き、とうとう沙布を救出に行く途中までの様子が書かれています。
作者、あさのあつこ先生のすごいところが、沙布を救出して終了、にするようなお話にしてくれそうにところです。
紫苑とネズミの関係がだんだん変わっていく様子が書かれていて、この二人は最後、どのような関係になってしまうのか、と疑問に思いました。
また、この巻で、紫苑の変わりようがとても強く出ていて、紫苑の行動や考え方にえ、まさか! と思わされました。
ホラー系ではないのですが、少し恐怖を私は感じましたよ……
紫苑とネズミの関係、と書きましたが、私は決して彼らが同性愛者だとは思えません。
確かに会話が……小学生向けではないことは頷けます。
ですが、あさのあつこ先生の作品は、例として、「福音の少年」も「バッテリー」も少年が主人公で、少年同士の関係を描いている、という共通点があります。
作者はもともと少年を描くのが好きなのではないでしょうか?
これらの作品はけっして同性愛を描いているわけではなく、人間の、少し不思議な人間関係を描いているように私は思っています。
けっして愛情でも友情でもない、人間関係。作者はこれらの本の中でこのようなことを実際、書き表しています。
ですから、「No、6」も多分、同姓愛ということとは少し違う、しかし、ヤングアダルト向けの言葉は使われている、と私は思っています。
あくまで私の意見ですが……