坂の上の雲、第一部最終話です。
閔妃暗殺のナレーションが、批判の対象になっていますが
実はこれ、当時のロシアに閔妃が接近し、
実質祖国を売り渡そうとしていたに等しいとの解説のナレーションでもあったのです。
当時の朝鮮半島が独立を保てないどころか、放置すればそのままロシア領になるという状況を
日本の番組が解説したのはおそらく初めてではないでしょうか?
暗殺の真相もヒントもナレーションにあります。
初めて見られた方は検索して真相をじっくり考えてみてください。
(ただし、閔妃の写真は本人のものじゃないらしいんですけどね、実はw)
極東が緊迫し、小国が飲み込まれるのも当時の列強台頭時代では当たり前の理だったのです。
日本も同様、一歩間違えば国が滅ぶ状況だった。
この最終回は少数民族が異文明に利用され飲み込まれていく弱肉強食の時代をバックに
日本人としてどう生きるのかを問いかけているようです。
この回では真之と子規の対比が泣けます。
「自分は変わってしまった」と嘆く真之に、「淳さんには時間がある」と慰める子規。
部下を死なせ、戦争の恐怖を知った真之と不治の病で短い命を悟り、達観する子規。
アジアの戦争を大国は実験場として見、少数民族が植民地政策に利用されていく。
あまりにも冷酷な欧米列強を目撃しながらも
「日本を滅ぼしてはならん」の子規の言葉に覚悟を決めた真之。
病によって狭い家に閉じこまれながらも、
真之の土産を見て、
自分にも広い世界があることを感嘆し、俳句を作り続ける子規。
二人が後世に残すものが、おそらく第二部で語られる・・・。
それは、いずれも“日本”、なのである。