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NHK追跡!AtoZ "逸脱する病院ビジネス"
 
 

NHK追跡!AtoZ "逸脱する病院ビジネス" [単行本]

NHK取材班
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

今年5月に放映されて大反響を呼んだNHKドキュメンタリー番組の単行本化。生活保護の受給者を集める暴力団、彼らを受け入れ、過剰な治療や検査で診療報酬を得る病院。こうした裏のビジネスは、高齢者医療の現場にも広がっていた……。 52%の病院が赤字といわれるなか、経営に苦しむ医療機関はあの手この手で利益を上げようとしている。未放映だった、病院乗っ取りの実態などにも触れながら、日本の医療が直面している診療報酬制度の限界を描く。1年に及ぶ取材の成果をまとめた戦慄の調査報道。医療関係者、患者必読の書!

内容(「BOOK」データベースより)

医療に対する、世間一般のイメージとは異なる病院の“闇”―。未放映だった「病院乗っ取り」の実態と、坂田記念ジャーナリズム賞を受賞した番組の成果も盛り込みながら、1年にわたる取材で明らかになった病院のアンダーグラウンドの現場から報告する。診療報酬制度の限界を直視した渾身のルポルタージュ。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: 宝島社 (2010/9/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4796678670
  • ISBN-13: 978-4796678674
  • 発売日: 2010/9/15
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 27,241位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
テレビで少しは知っていたが、その現実を読んで唖然とした。

特に、生活保護者を餌食にするのと、高齢者専用賃貸住宅を使ったあくどい医療実態に驚いた。今やここまでしなくては、特に中小規模病院は存続できないのかと。

しかし、これは当然ながら現在の医療状況のほんの一部のことで、どんな世界にも悪はあることを示したに過ぎないとも言える。例えば、最近の検察官のデータ改ざん事件、警察官の犯罪、教師のハレンチ事件等々。

一方、医療は利益を追求することは目的ではなく、患者を救うことだとして、日夜身を粉にして取り組んでいる人々がいることは確かなのだ。それを認識しない人にとっては、益々医療界は悪の権化のようになり、病院を受診、入院することすら恐ろしいことになっては困る。

この辺りは、あとがきで触れてはいるが、所詮マスコミは悪の方を取り上げるのが興味を引くと知っているので、今後も「悪の摘発」として同じ傾向は続くことは明らかだ。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
フリーランスのルポライターなどには決して書くことが出来ないだろう、NHKという組織力を生かした素晴らしいルポルタージュです。
現代日本の医療の一側面を鋭くえぐる内容で、取材にあたった方の努力に頭が下がります。
臨場感に満ちあふれた表現、端々に発露する取材者の正義感、読み出すと止まらない面白さです。
日本の医療が抱える闇を知りたければ、とりあえず本書を読まれることをオススメします。
もちろん、ここに著されたことはごく一部でしかありませんが、端緒としてはとても取っ付きやすいと思います。

ただし、大多数の医療に携わるものは、善意に基づいて行動していること。
患者が治っていくことに大きな喜びを感じ、治りが悪いことには心を痛め、必死に取り組んでいること。
正直な(誠実な)医療者ほどバカを見る制度設計になっており、医療費の削減傾向がさらに正直者を追い詰めていること。
これらのことにも触れられてはいるのですが、もう少し強調しても良かったかなと思います。
また、根本的な解決へ向けての提言も、もう少し強く書けたのではないかと思います。
更に、不正な請求と、病院の経営努力の話が連続して語られ、経営努力が悪であるかの印象を与えることも、気になります。
そのあたりを考慮して、星3つとさせていただきました。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
原子力発電問題を原子力学者が書くと、専門的には詳しくはあっても、客観性が損なわれるのと同様、医療問題を医療技術者(医師)が書くと、客観性は損なわれる。

なぜならば、業界インサイダーは構造的に外部から全体を把握できないからだ。

言い換えれば、医療人(原子力研究者)は医療(原発)の価値観から解放されないが故に、業界を客観視できない。

本書はジャーナリストが業界を外部からレビューした貴重な「医療業界モノ」で、多くの業界人がなんとなく感じていた「座りの悪い」テーマを(極端な例とはいえ)活写している。

(医師の書いた「医療問題本」も「その立場から書いたモノ」として読んでおくべきだ。)

惜しむらくは、問題を踏まえた今後の対策に関する言及が短いことで、「レセプトのオンライン化」や「高齢者療養医療」のあるべき姿を提言できれば、総合的な医療問題本としてもう一歩、充実したのではないか。
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