ロシア語の入門書は、他の有力言語と比べてあまりにも少ないのですが、
その中でこれほど優れたものが存在するのは幸いであります。
短文の例文(本文からの抜粋が多い)+ちょっとした読み物+
その訳文+使用語彙
という一組に対して、見開き2ページの文法説明がついていて
結局一課4ページという構成で全50課。
語彙は初出のものだけでなく、何度か語彙欄で示されているし、
文法事項は、復習してみてわかりましたが、非常に合理的に
順番が決められているように感じました。
不思議な言い方かもしれませんが、体系立ってはいません。
しかし順番が良く考えられているのです。教育上の配慮とは
こういうことをいうのだと思います。
ですが、(というか、ですから)、一度終わっても、
もう一度最初から読むということが必要です。
しかし、それも読み物が適度に面白く全く問題ないと感じました。
先述のとおり、文法事項が教育順になっているので
体系的に把握しようとすると、あちらこちらを参照することになり、
それ自体がかなり楽しい作業で飽きません。
巻末にはもちろん語彙集があり、一冊でかなり学べる本です。
私は、学習書についてかなりの浮気性ですが、ロシア語は、
例外となりました。