最も参考になったカスタマーレビュー
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5つ星のうち 5.0
群像劇としても面白かったんじゃないかと, 2007/12/30
レビュー対象商品: NHK大河ドラマ 風林火山 完全版 第弐集 [DVD] (DVD)
2007年の大河ドラマ「風林火山」 第二集は、いよいよ武田軍団がまとまってきて、宿敵長尾景虎(上杉謙信)も登場。 景虎役のガクトですが、予想以上にハマリ役だったので驚きました。 今作の景虎(謙信)は、経営者肌の晴信と対照的な宗教家タイプとして描かれているので 役の雰囲気とぴったりマッチしていたんじゃないかと。 で、28話「両雄死す」から最終話「決戦川中島」までざっとまとめると ・板垣と甘利、2人の重臣の諫死によって、一回り成長した晴信 ・天下取りのため、越後に潜入して景虎を知ろうとする勘助 ・景虎とその片腕、宇佐美定満の登場 ・一度は負けるも、ついに念願の領地を取り戻した真田幸隆 ・武田を見守り続けた大井夫人の死 ・勘助と同じように敵の姫を愛し、殺害された小山田信有 ・村上を追い、ついに越後と対決する武田軍 ・由布姫の死、高野山で生き方をぶつけあう勘助と景虎 ・自分を慕うリツを養女にする勘助、晴信と共に出家 ・武田への恨みと家族への思いとの間でゆれる平蔵 ・桶狭間で今川義元討ち死に ・そして決戦の地、川中島へ・・・ 創業期だった前半に比べ、後半は武田家の武将たちにもスポットが当たってきてましたね。 勘助に軍師のあり方を伝えて散って言った、板垣と甘利 勘助と同じように敵の姫を愛してしまった小山田 勘助と対照的なタイプながらも、武田を支える名将として成長していく馬場 勘助の友として、ずっと共に戦ってきた真田&相木 最初は勘助を嫌っていたものの、やがて信頼し、娘リツを養女にくれた原 晴信を支える弟、信繁と老臣、諸角の絆 嫡男義信の守り役ゆえに、勝頼に傾倒する勘助と対立する猛将、飯富 晴信の側近にして理解者、駒井 そして、勘助から全てを受け継いだ香坂 その他に北条や今川、上杉の他家も好演されていて、群像劇としても非常に面白いものでした。 (特に松井誠さんの北条氏康、藤村志保さんの寿桂尼は良かった!) 勘助の養女となるリツの登場でほのぼのとしたシーンをはさみながらも、決戦へと突き進んでいく後半。 確かにラストでは「惜しい」と思える場面もありましたが、十二分の見応えのある大河でした。 そして、今回の脚本を手がけた大森寿美男さん。 千葉さんをはじめ出演者の方々からも高く評価されているので、ぜひまた違う大河にも関わって欲しいです。
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5つ星のうち 5.0
戦う事は・・・生きる事!!, 2008/1/11
レビュー対象商品: NHK大河ドラマ 風林火山 完全版 第弐集 [DVD] (DVD)
幾多の戦いと別れを経験し、武将として軍師として成長した晴信と勘助は 天下を狙う事を決意し海を手に入れる橋頭堡として越後を狙う。 同時に勘助は生きる事に執着した姿に亡き妻ミツの面影を見た 由布姫の子、勝頼を武田の跡取りにしようと暗躍する。 相対するは毘沙門天の生まれ変わりと称する越後の龍、長尾景虎。 自分こそが正義と言い放つ景虎に人の関わりの中で生かされている自分を 感じていた勘助は対抗心を露にする。 そんな勘助の前に勘助の嫁志願の娘、リツが現われ・・・・・・ 大河ドラマ「風林火山」のDVDBOX完結編です。 勘助の宿敵長尾景虎と勘助に関わる少女リツが登場することによって 勘助個人の周辺も勘助自身も変わっていきます。 正義の景虎も純心なリツも実は自分の理想や目的のために 他人の聞く耳も持たない強情一途な人間で家臣団も勘助もてんてこ舞い。 このドラマには完全無欠な登場人物は存在せず 人々の心の迷い苦しみ夢喜びが曼荼羅のように織り成していきます。 そして自分でも知らない内に他人に関わる自分が成長していくのです。 勘助は常に「何のために戦うのか」と問われます。 最後、川中島で勘助が出した答えを聞いた時、この物語に出てきた人々の生き様が 本当に愛おしく思えてきました。 生きる為に、自分の意思を貫く為に浅ましくあがき泥に塗れても生きる姿は美しい。 たぶん血と泥に塗れた勘助の目にも雲間からのぞく空は見えたはずです。 本当に一年間見て面白いドラマでした。お勧めです。
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5つ星のうち 3.0
本格志向の大河復活にはファンの後押しが必要、かも。, 2008/3/27
レビュー対象商品: NHK大河ドラマ 風林火山 完全版 第弐集 [DVD] (DVD)
「独眼竜政宗」を始めとする過去の名作大河に負けじと、スタッフが意気込んで 製作したであろうことは十分に伝わってきますので、その点は拍手を送りたいと 思います。ただ、通して見て作品としてのクオリティがそれら過去の名作大河と 同格かというと、残念ながら数段落ちるのではないかと感じました。 一番の壁はやはり予算だったように思います。ラスト2回の川中島は、兵士の 数が少ないのを隠すため、「なるべく下から上へのアングルで撮る」、「武将の 顔のアップ」など、かなり涙ぐましい努力がされていましたが、編集で修正が 可能な遠景以外は隠しきれておらず、見てて何だか寂しくなってしまいました。 また、序盤では夜這いが趣味の侍を斬り殺すなど、ダイナミックな映像やカット 割りが多かったのに、中盤以降すっかり落ち着いてしまったのは、映像表現の 自主規制的なものがあったのではないかと推測しています。生きるか死ぬかの 戦国時代が舞台で、これらの表現が抑えられてしまうというのもおかしな話だと 思うのですが、ものの本によると視聴者からの苦情は無視できないようです。 浪人時代に、山城の模型を作って曲輪がどうのこうのと村娘相手に熱く語って いたあのキャラクタが、軍師となった後も1年通して続いていたなら…と思うと 残念でなりません。今後もこういった本格的な大河ドラマを望むのであれば、 それを支持する視聴者による後押しも必要になってくるのかも…。 血の出る映像がどうのこうの差別を連想させる表現がどうのこうのとクレーム ばかりつけてたら、当たり障りのない小粒な作品ばかりになって当たり前です。 予算に都合がつかないのであれば「ホームドラマ大河」にするしかないですが、 都合がつくなら、せめて3年に1度はこういった本格志向の大河が見たいです。 NHK大河ドラマ 風林火山 完全版 第壱集
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