幼い頃の病で醜い姿となった男、山本勘助。
その醜い姿の彼は己の姿を恐がらない娘ミツと出会うことがきっかけで様々な人間と関わることとなり
その縁の中で巡りあい唯一軍師としての才能を買ってくれた武田晴信に仕えるようになる。
しかし、それは勘助晴信のみならず周囲の人間をも巻き込む大きな渦になっていくのであった・・・。
2007年の大河ドラマ「風林火山」のDVDボックスです。
主人公の勘助は勧善懲悪の人物ではありません。時として頼れる好漢であり
また自分の目的の為に汚い策謀を平気で行なう外道でもあります。
そしてその勘助のエゴイズムな行動によって様々な人々が巻き込まれ時代の流れが変わっていきます。
勘助は自分が認めた人間を幸福(勘助主観)にする為には第三者の不幸を省みません。
それが後々の勘助や武田家の不幸の始まりにもなっていくのです。
善悪も超越した、しかし増長したりへたれたりする等身大の人間でもある勘助の魅力もさることながら
その彼を取り巻く人々のドラマも素晴らしいです。
勘助の恋人のミツ、伝兵衛と太吉等の庶民から信虎の武田一族とその重臣。
武田に領地を併呑されていく真田などの小国領主から北条今川の大大名まで。
そして志の高い純粋な青年時代から善悪を越えた人間臭い戦国大大名になっていく武田晴信・・・。
さしずめ山本勘助を中心とした戦国群像劇となっていて宝箱をひっくり返したような大作です。
BOX1の勘助登場〜信虎追放劇は星8つをつけてもいい出来です。
某諏訪姫のくだりはイマイチgdgdですが・・・それでも自分は星5つをつけます。
“いくさ”に巻き込まれて死ぬ事がごくあたりまえの日常であった人々が生きていた戦国時代をいざ体感!!