宮崎あおいは言うまでもなく、瑛太の快演、堺雅人の怪演があちこちで称賛されたが、和宮役の堀北真希ももっと称賛されて良いと思う。史上最年少大河主演の宮崎あおいよりもさらに若いのに、あれだけ普通に画面をもたせてるって、実はすごくない?和宮という役柄上、ぺらぺら喋るわけにはいかず、セリフの量が制限された中で、しかも御所ことば。それでも、和宮の気持ちがあんなに伝わってくるとは、嬉しい驚きだった。天璋院と和宮の気持ちが近づいたり離れたり、脚本が素晴らしかったのもあって、二人の女優のケミストリーを目撃できた。
堀北真希本人キャラ的には、サバサバとした、元気一杯な人なんだろうけど、女優のタイプとしては、悲運の役がよく似合うのでは。生命力ある人に悲しい役をやってもらった方が、凄みが出るというもの。薄幸系の最たる例である和宮は、ハマリ役だったと思う。スピンオフのスペシャルとかにはならないんだろうな、そんな前例ないし。
ストーリーに必要なら何でもするというのは、女優として当然かもしれないが、それでも、ボートから本物の海に落ちたり、二重人格、男子校、深窓の姫君など、色んな意味で演技条件の厳しい撮影が多いのは気のせい?というか、配役を決める人(プロデューサー?)が堀北真希にムチャぶりをしたくなる気持ちはわかるような気がする。追い込めば追い込むほど、何か凄いものを見せてくれるのではという期待感を抱かせてくれるから。ちなみに、宮崎あおいの妹という設定で主演していたBS系のドラマがあったが、まさか5年後に大河で共演することになるとは、この二人を連続で起用したプロデューサーは偉すぎる。