非常に酷評が多い作品ですが、私は好きです。
まず、世界史の中の日本を描こうとした意欲。
モンゴル=元も絡めた13世紀の東アジア情勢。
南宋貿易をしている博多の街は初めて知りました。
あと、やはり兄弟でありながら国を背負って立ち、国民の命が肩にかかっている時宗と
国も家も棄てて自由人として生きる時輔の対比。
特に時輔は自分の存在意義を探して世界を流浪し
ついには弟の時宗よりもはるかに広い視野を手に入れます。
時輔が史実と違って生き延びた事にかなり批判があるみたいですが
時宗との対比キャラとして、またあの時代には珍しい
世界的な規模での視野を持つ人物(ドラマではこういう人間がいないと話が進まない)として
かなりドラマを盛り上げた感じがあります。
史実と違うドラマでもこんな感じで歴史上の人物が活躍するのは
創作ものとしては良品でしょう。
レビュアーの方も書かれているとおり、
確かに時代にそぐわない反戦思想がドラマの質を下げている感はありますが、
このスケール感と人物描写はもう少し評価されて良いと思います。
もう少し脚本を練れば「花の乱」や「琉球の風」のような
良作になったのではないかと思います。
完全版じゃないので☆3。
男気のあるクビライ・ハーンが一番好きでしたが
なんと俳優さんはレッド・クリフの関羽さんだったんですね!