90年以上も前の記録が見事な編集とBGMで客観的に当時の世界が映像で蘇っている
アメリカが第1次大戦後異例の好景気となり文化、科学、娯楽など飛躍的発展を遂げるが、マンハッタンのウォールストリートの株大暴落によって恐慌になるまでの前夜までを第三集の内容にしている
そこでは見事なまでの資本主義の脆弱性が記録され、技術の発達や大量生産などで夢の世界がどんどん現実化されるまた今までの新聞のみからラジオも発明され手にいれることのできないものなどないと錯覚されるほどの物質社会が蔓延してゆく
浮かれた市民の表情には将来や未来も栄光と繁栄を想像しているようにみえる
自給自足ではなく消費化文明が進んでゆき余った時間を、酒や娯楽へとボーダレスに拡大してゆき全てのものが金次第という拝金主義となる
そしてやがては一般市民までもが自分の仕事のことをせずに株に執着するようにかわる
同時にその時代の作家や知識人は世の中の不安を描き作品や本人の貴重な映像をシンクロさせる
スコットジェラルドはジャズエイジで繁栄なかでの心理描写はを見事だし、生前の芥川龍之介の神経質な表情は壮絶である
この映像集は主義主張での脚色を排除し、あくまで世界の流れを客観的に描いている
そして幻想の世界経済の繁栄が突如崩壊してしまったあと人類の史上最悪な世界大戦の前夜の帝国主義やファシスト登場そして特にヒトラーの記録を中心とした第4集につづく