非常に面白かった。今回は目の進化に焦点を当て、哺乳類から霊長類への進化の過程が語られています。我々の祖先が強者から逃げるように暮す過程で現在の視力を手に入れ、大陸移動というビッグスケールな環境変化(地球寒冷化)の中、住む場所を追われながら、厳しい環境を生き抜くために3色性色覚を獲得してきたという。一方では視界の広さを犠牲にするということになったが、それを社会性で補ってきたとのこと。そのように類人猿が獲得してきた目の機能の進化を見るだけでも、何千万年という歴史の積み重ねの末に獲得してきた事実は非常な驚きだった。白目が人間に特有ということ、またそれは争いのない平和な社会が前提であるとのこと。それは、争いごとの多い現代に生物学的な視点から「原点にもどれ」と言っているように聞こえました。