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5つ星のうち 5.0
本気モードのWPH,
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レビュー対象商品: NHKクラシカル ジュゼッペ・シノーポリ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1992年日本公演 [DVD] (DVD)
1曲目から凄いテンションで始まります。シノーポリという人は、もっと分析的な冷めた指揮をするのかと思っていましたが、このDVDを観てガラッと印象が変わりました。WPHの顔ぶれを見ても、ワクワクする人たちばかり。プリンツ、トレチェク、ガンシュ…。コンマスにはヘッツェル。 演奏は、テンションの高さゆえに危なっかしいところもありますが、これがまた気持ちの高揚感を押さえきれない感じで魅力的。 フワッとしたWPHの音を期待すると裏切られますが、これは会場がNHKホールだったことに原因があるかもしれません。ただ、このことが幸か不幸か、WPHが、WPHらしからぬ荒っぽい野性的な雰囲気になっています。 確か、この日の演奏ではなかったのですが、同じ演目を聴いた吉田秀和氏が翌日の新聞に、「本気のウィーン・フィル」というような内容の感想を書かれていたのを思い出しました。
9 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
ウィーン・フィル創設150周年の来日公演が・・・,
By CRIN131 "J.I" (東京都中野区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: NHKクラシカル ジュゼッペ・シノーポリ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1992年日本公演 [DVD] (DVD)
来日直前、予定されていたカルロス・クライバー氏急病によりジュゼッペ・シノーポリが代役に。これがウィーン・フィルや聴衆にとっての悲劇の始まりだったと思う。オープニングからキナ臭いムード。コンサートマスターのヘッツェル氏は、シノーポリ登場の直前になって急にバイオリンの調整を始めた。シノーポリ登場後も調整を続け、彼に肩を叩かれて気付いたふりをするヘッツェル氏。 曲目は、R・シュトラウス「交響詩ドン・ファン」とマーラー「交響曲第1番ニ長調『巨人』」。 シノーポリは指揮に陶酔してほとんどフィルを無視した状態に加え、指揮にメリハリが無いため、弦楽器と管楽器はテンポが合わず、打楽器も(戸惑いながら)ただ音を出すだけ。 マーラーに入ると、さらにフィルの崩壊度が増していく。1stと2ndバイオリンが合わない、オーボエは何度も立て直しを図るもののヘロヘロ、弦・管・打のハーモニーはズレが広がっていく。最初から最後まで、不協和音のまま演奏は終わる。 1975・1977年にベーム先生と来日公演をし、割れんばかりに満場の喝采を浴びた思い出のホールで、ウィーン・フィルらしさが出せないまま終わった楽団員の無念は想像するに余りある。しかもヘッツェル氏が事故で亡くなる約4,5ヶ月前で、これは気の毒過ぎる。
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