本編の方は散々NHKで放送されているので特にコメントはありません。
収録音声は、現地音が有る場合は現地音、無い場合は音楽という感じになっています。
地デジで録画したものより画質は悪くなると覚悟していましたが、気になりませんでした。
かなり綺麗なDVDなのではないでしょうか。
特典CDにはNHKアーカイブズからのもので「汽笛・走行音収録DISC」と銘打たれています。
1, 8620 郡山〜小野新町/昭和40年6月客車内録音
2, D51 函館本線・小樽〜仁木間/昭和45年5月機関車上録音
3, D60 平(現・いわき)行き普通列車 常磐東線/昭和40年6月録音
4, C12 大糸線・根知〜小滝〜平岩/昭和42年9月貨物無蓋車録音
5, 4110 真谷地〜沼の沢間 北海道炭礦汽船真谷地専用鉄道/昭和45年7月録音
6, 夕張鉄道9600形 単機運転/昭和45年7月録音
7, D51 関西本線・拓植付近 上り勾配通過/昭和47年10月録音
8, 旧国鉄5500形 東武鉄道/昭和30年代後半録音(収録場所不明)
9, D52貨物列車 室蘭本線/昭和45年5月録音
10, C62特急はつかり 上野駅ホームアナウンス/昭和33年10月録音
11, C55 宗谷本線・蘭留〜塩狩〜和寒間/昭和45年5月機関車上録音
12, C57 岩見沢〜室蘭/昭和45年5月機関車上録音
13, 日本カーバイド1号(独コッペル社製) 富山県・日本カーバイド魚津工場/昭和43年7月録音
14, 7100形(義経号) 鷹取機関区/昭和37年10月録音
これだけ並べると目の前を蒸機が通り過ぎるだけの録音のように思われるかもしれまもんが、
違うのです。
基本、蒸機かその直後の車両で停車状態から加速していく音を録音したものです。
流石NHKだけあって、記録性の高い音源に感じられます。
通過音はトラック6の9600,7のD51(後ろ補機が良い味出してます)くらいです。
白眉はD52の貨物列車とC62特急はつかりでしょうか。
長編成の貨物をひくD52が加速してゆくまでの臨場感が凄いです。
どの位置で録音したのか(マルチ録音?)、右からは右のロッドの音が、左からは左のロッド
の音が聞こえ、当たり前ですがタイミングの違う走行音が個人的にはとても新鮮でした。
C62特急はつかりは上野駅出発1分前ちょいからの録音です。
ホームの列車案内や、機関士と機関助手の「発車一分まえ〜っ!」の点呼が何とも良い感じです。
汽笛一声、上野を発車した列車はあっという間に加速、絶気します。
鶯谷?のホームのアナウンスが聞こえる中暫く惰行したのち、再び力行。
走り始めてからは、生音が大きすぎるのかこもりがちな音になりますが、上野を飛びだして
常磐線を北へ突っ走るC62を想像しながら聴いているとグッと来ます。
その他、塩狩峠越えで大空転をやらかしてくれるC55や、いかにも重そうな足取りだけれども
巧みに空転を防ぎつつ加速する4410など、たかが特典ディスクというにはあまりにも濃い内容です。
個人的にはこのCDにも他のDVDと同じくらいの価値があると感じました。
きっとNHKにはまだまだこんな録音が眠ってるんでしょうね。
定期的に発売していって欲しい…
蒸機好きには迷わずお勧めのセットです。